悟りには、初期仏教には、ヨル果
一ライ果。フゲン果。アラハン果の4階梯があり、五百羅漢様は、悟りの最終段階に達した方達です。アーナンダ尊者は、最後にアラハン果に達しました。
彼は釈迦の親戚にあたり、25才の頃お釈迦様の世話係に なります。
少しおっちょこちょいの性格でしたが、釈迦に愛される人柄でした。
ある時、釈迦が説法に出かけた時のこと、美人の夫人の事が忘れられず、アーナンダはその悩みを、お釈迦様に相談しました。釈迦はその悩み相談に短い回答をされました。
(見るな、思うな)でした。
釈迦が入滅された後、499人のアラハン果達は、多聞第一のアーナンダが会議のメンバーに未達者として資格がありません。仏教にとって最重要な会議にアーナンダ抜きは、とても考えられない事です。
しかし、歴史は、上手く出来ていました。何とか最後の五百羅漢のメンバーに滑り込めました。
如是我聞、私はこのようにお釈迦様より聞きました。で始まる経典は、アーナンダがお釈迦様の言葉を聞きました。の 決まり文句は、このエピソードなしでは語り尽くせないのでしょう。