私達を悩ます煩悩は、多くあります。 その1つに妄想があります。 仏教では妄想は三毒の1つに挙げ、特に注意を喚起します。 妄想の警戒すべき点は、今に焦点が合わせられない事にあります。 つまり、過去の思い出や後悔に引きづられる事による、様々な弊害です。 もう一つの弊害は、未来への計画や夢です。夢や計画が何故いけないのか、反論したくなると思います。過去や未来は、今を集中して生きる障害になるからです。
今を気をつけて、しっかり生きない事を、仏教では、放逸、つまり怠けている事になるのです。 私達に与えられているのは、この瞬間しかありません。不放逸に生きる事こそ、仏教では、最も大切と経典では説かれています。 釈迦の最期の言葉でもあります。 その重要さに気付く事を願っています。