心な常に汚染される脅威にさらされています。
第一に、強欲による果てしない欲望が挙げられます。
生きることに最低限必要な願望をかなえる場合でも、社会的には犯罪行為に
該当するときもあります。
欲望を止めたり、制限することは人間にはむずがしい事でしょう。
第2には、怒りや憎悪があります。
カッとなって人を殺してしまうというふうに、怒りは心の凶器です。
第3は、迷いや妄想、無智です。
物事の道理が分からず、迷い続ける状態です。
これらは仏教では、三毒の中でも最も危険なものとしています。
これらの毒素を体内から追い出さなければなりません。
その方法もあります。
心の内でこの三毒が生じたときに、その状態を静かに観察することです。
その時は、観察する人と自分とを切り離し、客観的に「今怒っている!」
のようい観察しますと、その毒素が急激に弱まっていきます。
三毒に支配された状態で行動すると必ず不幸の原因となります、
ですから一刻も早く汚れた心を洗浄してください。
不幸の原因がなくなれば、人は落ち着いてきます。
その状態で、清らかな心で行ってください。
そうしますと幸福が訪れます。
これを因果法則と呼びます。
簡単ですので怒った時や、愛憎に苦しむときに行ってください。
きっと人格の向上に繋がっていくことでしょう。